読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Meganedia

ライターのブログ

心のナイフは己に向ける

心のナイフ

f:id:meganedia:20170405194834j:plain

誰でも持っている心のナイフ。

でも、そのナイフは人に向けてはいけない。大切な人には特に。

最近、私の中では「素直」がメインキーワードとなっている。

「そんなの当たり前じゃん」と思うかもしれないが、そう簡単に手に入るものでも、体や心にしみつくものではないと思う。

そう強く感じたのは、つい先日起こったある出来事がきっかけだった。

誠意がない、素直じゃない、謙虚さがない

f:id:meganedia:20170405194949j:plain

人は誰でも、自分の欠点を指摘されたり、間違いを注意されたり、叱られたりすると、「ちっ」と思うだろう。

思ってもいい。ただ、その次の瞬間相手にどういう対応をするのかが問題なのだ。

心の中でいくら「ちくしょう」と思っていても、それを出してはならないのだ。

なぜなら、相手は私のことを真剣に思い考え、言いたくないことを言ってくれているからだ。

普通に考えれば当然のことだが、恥ずかしながら私はそれが全くと言っていいほどできていなかった。

それを指摘と捉えるのかアドバイスだと捉えるのか、自分の受け止め方次第で相手との関係や自分の今後にさえ良くも悪くも影響してくるのだ。

私は昔から、傲慢、誠意がない、素直じゃない、と言われてきた。その時は「あっそ、だから何?」くらいにしか考えていなかったし、自分としては単なる頑固だと解釈していた。

しかし、つい先日、ある人をえらく傷付け悲しませてしまった。

それは、私がこれまで言われてきた傲慢さや誠意のない態度によって。

その時相手からは「最近、正直結構しんどい。うまくいかない気がする」と言われた。

ものすごく、めちゃくちゃショックだった。

そこまで負担をかけていたこと、自分本位の言動で振り回していたこと、相手の思いに気づかずただただ甘えていたこと。

これまで積み上げてきた信頼関係すべてを、私はめちゃくちゃにしていた。

相手の表情は未だかつて見たことがないくらいに暗く、とても悲しそうな目をしていた。

そんな顔をさせているのは私。そんな思いをさせているのも私だ。

たとえイラっとしてもそれを一旦飲み込み冷静になればいいだけなのに、私はそれができずにその時の感情を感じたままに相手にぶつけていた。まるで子供だ。

しかし、いつも決まって後悔する。「確かに言う通りだよなぁ、、、」と。

そうした自分の欠点と向き合おうともせずに生きてきたが、この出来事をきっかけに、本当に自分はこのままではいけない、大切な人を悲しませてはいけない、傷付けてはいけない、このままでは相手の心が離れてしまう、と。

何でも言えばいいってもんじゃない

f:id:meganedia:20170405195312j:plain

よく「何でも言い合える関係」とか言うが、自分の感情をただただ相手にぶつけることが、何でも言い合える関係ではない。

辛いときは辛いと言えて、甘えたいときは甘えられて、感謝の気持ちを伝えたいときはありがとうと言えて、自分が悪いときは素直にごめんなさいと言える。

これは、基本的で本当に単純なことで、いつもは言えるはずなのに、何か注意されたときや嫌なことがあったとき、なかなか言えなくなってしまうもの。

かと言って、言いたいことをミサイルのように相手に何発も何発も立て続けにぶち込むのは、違うのではないか。それは、何でも言い合える関係として成立していないのではないか。

むしろ、そんなものはこちらの一方的な甘えに過ぎない。

そんなことにさえも気が付かず、私はただただ相手を傷つけていた。

そんな私に対し、相手がいつもどれほどの思いで「一緒に頑張ろう」と言ってくれていたのか。今思うと、本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。

素直が一番の近道

f:id:meganedia:20170405195635j:plain

そうしたことがきっかけなのかどうかよくわからないが、誰かと会う度に「能力や経験云々ではなくて、素直さがいっちばん大事」「謙虚な姿勢があればそれで十分」と言う言葉を最近やたらと耳にする。

敏感になっているだけなのかもしれないし、単に今までは聞き流していただけなのかもしれない。

けれど、何事においても素直でいるということは、自分の成長を高める一番の近道なのだと思う。そして、それこそが相手への誠意なのだと思う。

指摘されたことに対し、反発したり突っぱねてしまうのはきっと、自分の考えが正しいと信じて疑わないからだ。心のどこかでは「もしかしたらダメ出しされるかも、、、」とビクビクしている。結果、それを見透かされる。しかもそれが図星だから、自分を否定されたと勘違いして腹を立ててしまうのだ。

なんて傲慢なんだろう、私は。

そんなくだらないことをいつまでも続けていては、そのうちに誰からも相手にされなくなり、自分の成長機会さえも逃してしまうのだ。

あまりにも悲しすぎるし、バカバカしすぎる。

30にもなって、こんなことさえわかっていなかった自分が恥ずかしい。

私は、たとえ「記事がクソすぎる」「生き残れない」「このままじゃお前は終わる」「ストーリー構築力がなさすぎる」「そんなこともできないのか」といくら言われようがフルスウィングされようが、完膚無きまでに沈められようが、正面からそのすべてを受け止める。

なぜなら、そうした姿勢こそがアドバイスをしてくれた相手への誠意だから。それに、それは必ず糧となり間違いなく自分の今後の成長に繋がる。

卑屈になっていては損をするだけ。

常に自分が置かれた状況を理解、把握し、相手の立場に立って物事を考える。それさえできていれば、お互いに成長し高め合い、よりよい関係を構築できるのではないだろうか。

もう二度と、相手を悲しませたり傷つけたりしたくない。

それに、私が不倫という先行き不透明なドロドロした関係から抜け出せたのは他でもない、この人のおかげなのだ。

時に励まし、またある時には罵倒し、そしてまたある時には幸せになってほしいと背中を押してくれる。

これまでの人生で出会ってきた人の中で、ここまで私と真剣に向き合ってくれる人ははじめてなのだ。

だからこそ、私も真剣に向き合いたいと思うし、困っている時は頼ってほしいし、苦しい時は何でも言ってほしいし、甘えられるところは甘えてほしいし、私にできることは何でもしたい。

相手にとって、私は頼りないし、アホだし、バカだし、何度も同じことを聞くし、手がかかるし、意味不明な発言ばかりで困らせるどうしようもない存在だと思うけど、それでも私は、彼のことを心から大切に思う。

私の鬼畜ぶりにゲロを吐くことはこれから何度もあるだろうけど、相手が言ってくれることは正面から受け止めきちんと向き合う。今は心の底からそう感じている。

トラウマにさせてごめんなさい。今まで本当に本当にごめんね。

けれど、もうナイフはないから大丈夫。一緒に頑張ろう。