中野弥生瓦版 by Meganedia

中野富士見町界隈の情報を発信します。

食っちゃ寝は飛行機の中でも健在だった時の話

この世で好きな食べ物

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私がこの世で好きな食べ物は3つあります。ひとつ目はきゅうり。仕事の合間に、塩をつけて食べている瞬間がたまらない。相方からのフルスウィングにどれだけイラついていたとしても、きゅうりを食べれば秒で鎮静。

ふたつ目はたまご。食べ方にこだわりはありません。最後みっつ目は、機内食。旅先での観光、ショッピング、食べ歩きとかより、機内食だけが唯一の楽しみと言っても過言ではない。これ、結構真面目な話。

これを人に話すと「え、、、」って不思議そうな顔で途端に距離を置き気味になる。え、急にどうした?

私に言わせれば、なぜ機内食にときめかないのか、そっちの方がよっぽど理解に苦しむ。

そんな変態感漂う私は、私生活同様に飛行機の中でも食っちゃ寝食っちゃ寝。搭乗するとすぐ、客室乗務員に「ブランケットを1枚ください」と追加で要求。冷えますからね、ババアなんで。

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そうして空の上の快適な環境づくりに精を出し、寝床が完成したところでそのままおやすみなさいスタイル。

私が次に目を冷ますのは、食事タイム。

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誰かに声をかけられたわけでもなく、食事の時間になるとパッと目が覚める。これが動物の本能というものでしょうか。俗に言う、豚野郎ですね。

これですよ、これ。私が何週間も前から心待ちにしていたものは。

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普通に生活していて何かを食べた瞬間に、美味しさへの感動とか、美味しいものを食べていることへの感動って、正直芽生えたことがない。

むしろ、「胃袋に入れば一緒」「お腹に溜まれば何でもいい」くらいなクソな考え。

けれど、機内食を目の前にすると、たちどころにそんな歪んだ考えは吹き飛びます。

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これらをほんの数分で、食べると言うよりも胃袋に流し込み、満腹になるとまた睡眠へ。次に目を覚ますのは、リフレッシュメントの時間です。

でも腹の足しにならないリフレッシュメントにはあまり興味がないからか、写真がゼロ。ごめんなさい。

 

これは機内食とは関係ありませんが、よく友達同士で海外旅行に行くときに無駄に隣同士で席を予約する人、いるでしょう。

でも、絶対にどちらか一方がガン寝してる。首がもげる勢いで。

そうして、着陸を知らせるアナウンスでしれっと起きて、気持ち良さそうに伸びをしながら「結構寝れたかもぉ」。かもぉじゃないんだよ、寝てたんだよお前は。一方の連れの表情はと言うと、なんだか不服そう。

これがカップルで、どちらかが構って欲しい系だったら修羅場確定。

うわぁ、きっとこれ気まずくなって関係に溝が生まれるパターンだな、あらあら。とか勝手にストーリーを想像しながら、実はその展開を期待している私。絶対いい死に方しない。

私の場合はこうした最悪のリスクを避けるため、友達とは別々に席を予約します。前後とか通路をまたいで、とか。もし席に空きがある場合は、誰も乗客がいない真ん中の4人席を陣取り、そこで新たな寝床を構築します。

話はそれましたが、何はともあれ機内食が大好物なわけです。

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これとか、

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こんなんとか、

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こういうのとか、

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日本食もあった。

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これまで色々な航空会社の様々な機内食を食べましたが、どれ一番が美味しかったかと聞かれると、何ひとつ覚えていない。

後で写真を見返して、あぁ食べたなぁくらいのレベル。とにかく言えるのは、美味しかった。ただただそれだけ。

最近はもっぱら塩きゅうり、、、

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機内食が大好物と言えど、それを食べるためだけに旅行に行く気力も時間もなければ、お金もない。ここ数年は仕事が忙しくて全然旅行に行けていない、と言う現実に直面しています。

人生って、どうしてうまく行かないんだろうか。お金も時間も両方あればいいのに。

そんな状況の中、昨年の夏頃からどっぷりハマってしまったのがきゅうり。加工されたきゅうりには一切興味がなく、私の体が受け付けるのはまっさらなきゅうりのみ。

それだけきゅうり好きを公言しているのであれば、ペルシャの岩塩とか、何度も何度も天日干しした海塩とかを使って小洒落た食べ方をしてるんだろう、そう思うでしょう。

普通の粗塩です。なんなら、近所のスーパーの棚で埃をかぶって売られているレベル。

それに、きゅうりの選び方も直感。「なとなく美味しそう」だけで判断して買っています。

 

長きに渡ってきゅうりを食べ続けてきた私のリサーチ結果をまとめると、2月半ばくらいまでは1本70円前後と高騰気味。しかし、最近は気候が安定し始めたからか、1本40円前後と半額近くの価格で販売されています。

大体1回に5〜10本まとめ買いするんですが、つい先日きゅうりを軽視しているレジ担当のおじさんに遭遇しました。

結構な声のボリュームで「はい、きゅうりが10本」。エラーが発生したのか、パネルの前でもたついていました。もう一度打ち直し、「はい、きゅうりが10本」。え、また言う?

無性に腹が立ちました。恐らく、きゅうりだけを10本も買う気狂いだと思われたのが、相当嫌だったんでしょう。私のきゅうりへの愛はそんなものなのか、、、。

この世で好きな食べ物のうちのひとつ、たまごの話は割愛します。

最近きゅうりばかりを食べていることに気がつき、こうして過去の写真を見返しながら、機内食を食べたい願望がフツフツと湧いてきている今日この頃。

体臭に本気で悩む相方を誘って、海外旅行に行ってみようかなぁ、、、。

要するに何が言いたいのかと言うと、幸せの感じ方は人それぞれで、旅の目的も人それぞれということ。私のように機内食が唯一の幸せな時間だと感じる人は、一定数はいるはずです。

私はこれからもきゅうりを食べ続け、機内食のために海外旅行へ行き、自分の好きな食べ物を増やしていこうと思います。